ふぞろいな合格答案 執筆者のつぶやき...
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ふぞろいな合格答案official blogでは、執筆者が製作秘話を綴っていきます。本書は、中小企業診断士の2次参考書です。
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2008年 07月 31日 |
分析チームのぼにいです。
こちらではじめまして・・・ですね。

プロジェクトに参加して得られた経験をもとにリアルで具体的で役に立つ気の利いたアドバイスを、と大人な対応をすべくいろいろ思い巡らせましたが、過去ログで既に書かれていることばかりなのであきらめました。

よって、シンプルに応援することにします!!


いよいよ1次試験2日前です。

今から緊張してきた人がいるかもしれません。
なあに、平気です。緊張してても頭は回ります。

それに、問題を読み始めたら、そちらに集中してスッと落ち着きますよ。

それでも、緊張したら。。。


緊張している自分を天井から見ているイメージをしてみてください。
で、「あ、こいつ、キンチョーしてら。ははっ」
と笑いとばしてください。(心の中で)

ほんの5秒かそこらです。
笑えば落ち着きます。


それでもダメなら、

いままで受験を応援してくれた
家族や仲間や同僚や

誰でもいいので、顔を思い浮かべて
ありがとうといってみてください。(これも心の中で)

ちょっと、涙が出そうになります。
感無量になって、胸がいっぱいになって、
緊張がどこかにふっとびます。

大丈夫。


事故や怪我に気をつけて、忘れ物をせず
無事に試験会場に入ってください。


楽しみましょう。試験も緊張も、そのあとの打ち上げも。


いつだって、大事なのは楽しむこと。

と、私は思います。


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by 2008fuzoroi | 2008-07-31 12:33 | その他 |
2008年 07月 30日 |

おはようございます。再現答案チームのてつです。


1次試験まで、まだ3日ありますね。


ずいぶん前ですが、会社の上司に、「もうはまだ、まだはもうだぞ!」と言われたことがあります。「期限までまだ時間はある、最後まであきらめるな!」という意味だったと記憶しています。

その当時は、軽く聞き流していましたが、最近、期限に追われて焦っている時などに、自分に言い聞かせるようにつぶやくことがあります。

そうすると、「まだ時間はある、最後まで頑張ろう!」という気持ちになり、案外落ち着きます。。。



1次試験は知識中心ですし、最後まで全力投球ができる試験です。
私自身、直前追い込みタイプだったこともあり、最後の3日間の追い込みで、50点分以上は積み上げていたと思います。

試験当日の、直前の休憩時間にだって勉強が可能です。休憩時間に見直したところがそのまま出たことも、何度もありました。


そんなわけで・・・、


1次試験まで、まだ3日ありますね。

最後まで頑張りぬく皆さんのことを、心から応援しています!



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by 2008fuzoroi | 2008-07-30 01:09 |
2008年 07月 29日 |
こんばんわ。 再現答案チームのけいです。

よく試験前日に縁起を担いでトンカツを食べるという話を聞きますが、皆さんは試験前日の夕食のメニューを決めているでしょうか?

トンカツを食べなれている人ならいいかもしれませんが、あまり油モノが得意でない人はトンカツはやめておいたほうがいいかもしれません。理由は胃がもたれる危険性があるからです。

この記事を書く前に試験前日の夕食について、ネットの掲示板などで他の皆さんのコメントをいくつか見てみましたが、やっぱり普段食べなれているものが一番無難そうです。

1年前の僕の本試験前日の夕食は寿司でした。縁起物だし、さっぱりしているし、寿司にして良かったと今でも思っています。

ちなみに試験当日は、池袋駅前のプロントで何かを食べて、その後、栄養ドリンクを1本飲みました。

栄養ドリンクも同様に飲みなれたものにしておいたほうがいいですよ。普段、150円のリポビタンDしか飲んでない人は2000円のユンケルじゃなくて、普段どおりリポビタンDにしたほうが安心だと思います。

昼食も同様にガッツリ大盛り弁当などは避けて、おにぎり1~2個程度にしましょう。
暑いので腐りやすい具は避けて梅干おにぎりにしておきましょう。

試験会場近くのコンビニをアテにしていると、おにぎりが売り切れて買えないリスクがあるので、自宅から最寄り駅までの間のコンビニで買っておきましょう。

また試験中の休み時間に糖分補給でアメやチョコレートを食べる人が大勢いますが、チョコレートが苦手な人は、ぶどう糖タブレットがお勧めです。東急ハンズなどに売っています。暑い季節にチョコレートばっかり食べてたらキモチ悪くなってしまいますもんね。。

要するに普段どおりの食事を摂って普段どおりの実力を発揮すればいいわけで、慣れない食事で普段どおりの実力を発揮できないことがないよう食事面からも今からしっかり計画を立てておきましょう。

それでは皆さんの健闘を祈ってます!


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by 2008fuzoroi | 2008-07-29 01:30 | その他 |
2008年 07月 26日 |
こんばんは。俊です。

いよいよ来週は診断士1次試験本番ですね。
暑い、そして熱い、2日間の闘いが、今年もあるのだと思うと、ジーンとします。

僕は2年前に2回目の挑戦で、1次を突破しました。
今でも2年前を、はっきり思い出します。苦しかった2日間。
その年、1次試験を合格出来なければ、受験を断念すると不退転の覚悟で臨みました。
大崎から立正大学まで歩いていく途中、これまでの苦しい受験勉強を振り返ってました。
何度もやめたい、逃げ出したいと思いながらも、後悔しないように頑張ろうと思い、くいしばりながらやってきた日々を思い出しました。
気づいたら、なんと、、、涙が出てました。
諦めずにやってきて、診断士の1次試験会場に無事に辿り着いたことに感謝し、感激したのでした。

それ以外にも、2日間、色々なドラマがありました。
2日目、経営情報が免除科目だった私は、経営法務が終了して中小企業経営・中小企業政策までの2時間半、待ち時間でした。
ずっと睡眠時間を削りながらやってきたせいか、座ると眠って起き上がれなくなりそうで、ずっと立ったまま待ちました。それでも眠く、シャーペンを足にブスブス刺して眠気を飛ばしてました。
教室の冷房のせいもあり、肩こりも激しく、めまいがしながら、最後の中小企業経営・中小企業政策を受けたのを覚えています。

全ての教科が終わった後、脱力感に襲われ、うまく体が動きませんでした。終わった後に、飲み会に参加したのですが、よく覚えてません。
でも『やるだけの事はやったし、自分の力は全て発揮した』と思えました。
すごく清清しい気持ちでした。

今年も受験生の人数分のドラマが、8/2~8/3の2日間繰り広げられると思います。
受験された方が、終了時に、『やるだけの事はやったし、自分の力は全て発揮した』と思って欲しいなと思います。

『ふぞろいな合格答案』PJは熱いメンバーが多く、そんな2日間を闘う受験生をどうしても現場で応援したいという有志のメンバーで応援に駆けつけます。
東京では8/2の朝 立教大学と立正大学で、大阪では8/2~8/3で大阪商業大学で応援に行きます。
受験生の応援グッズを配りながら、皆様に少しでもエールを送ることが出来ればと思います。

※立正大学は正門近くで応援するのですが、立教大学はJR池袋駅寄りのマルイの前あたり、大阪商業大学は近鉄 河内小阪駅周辺で応援します。
 (警察署への申請の関係で一部少し離れたところになって申し訳ございません。)

あと、1週間、熱い闘いに相応しい、皆さま個々の調整ができることを祈願しています。


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by 2008fuzoroi | 2008-07-26 22:43 | その他 |
2008年 07月 24日 |
こんばんは。再現答案チームの平川です。

1次試験がいよいよ間近になってきましたね。

ということで今回も、前回のトーキチローさんに続いて
私の1次試験の体験を紹介させて頂こうと思います。


そうちょうど2年前、
初めて挑む診断士1次試験に対し、なるべく平常心で戦うために
自分なりのルールを設けました。

ぜんぜん大した内容ではないですが、以下にご紹介します。


①試験会場を前の週までに下見をし、
 最寄り駅周辺で早朝からやっている喫茶店をおさえておく。

②試験当日は開始時間のおよそ2時間前には最寄り駅に着き、
 事前調査済みの喫茶店でモーニングコーヒーをすするとともに知識の最終確認をする。

③試験前と昼の休憩時間には問題集・参考書は開かない。
 開いていいのは自分が作ったサブノートと弁当箱だけ。

④試験はどんなに早く解き終わったとしても絶対に途中退室しない。
 その科目に与えられた時間はその科目として最大限活用し、5回でも6回でも見直しをする。

⑤前の科目で失敗しても引きずらない。
 試験1日目が終わったら、1日目の4科目にはふりかえらず次の2日目の科目に集中する。


試験会場は明治学院だったのですが、
試験1週間前に会場に行き、1時間くらいかけて校内を散歩しながら
来週はここで試験を受けるんだなぁ・・・と、
自分が試験を受けている姿をぼーっと想像していました。
ある意味、イメージトレーニングです。

当日は、7時50分には白金高輪駅に着き
あらかじめ開店時間を確認していた最寄のスターバックス、窓際ソファー席で、
アイスコーヒーのトールサイズを片手に、参考書を開きました。
事前に決めたあった「直前に確認する項目」を1時間ほどチェックです。

試験会場に行ったら参考書・問題集は開かないと決めてました。
「ここまで来たら今更バタバタしてもしょうがない・・・」と自分に言い聞かせ、
これまで作成してきたサブノートを開いて読み返していました。
(緊張してほとんど頭に入っていなかったと思いますが、
気を落ち着かせる効果はあったような気がします)

試験は科目によっては早く解き終わってしまうこともありましたが、
絶対に途中退室しませんでした。
退室して次の科目の勉強をするよりも
今受けている科目で1点でも失点をなくすことに集中しました。

それでも、1日目のしょっぱな2科目(経済政策・財務会計)で見事にこけました。
とても手ごたえがあったとは言いがたく、
実際2日目が終わった後に採点したら2科目合計で90点をきってました(苦笑)。
試験中は点数までわかってなかったのですが、完全に足きり覚悟です。

それでも悔いてもしょうがない、落ち込んでもしょうがないと
無理やりでも心に言い聞かせて以降の科目に臨みました。

試験中、くじけそうな自分に
何度「俺は合格できる…俺は合格できる…」と心で唱えたかわかりません。
そう唱えなければ試験会場から逃げ帰ってしまったかもしれません。
それほどに追い込まれていたと思います。


…でもそんなこんなで、今合格した自分がいます。
1次試験にしろ、2次試験にしろ本当に紙一重の合格を掴むことができました。


トーキチローさんも言ってましたが、
平常心を保って、最後の1分1秒まであきらめずに頑張ってください。

おそらく100%満足できる準備ができることはないと思います。
それでも試験になったらあとは自分を信じるだけです。

頑張ってください。
皆様の合格を心より祈念致します。


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by 2008fuzoroi | 2008-07-24 01:43 |
2008年 07月 22日 |
受験生の皆さん、トーキチローです。

1次試験が近付いてきましたね。
このブログをお読みいただいている方は2次受験生が多いと思いますが、今日はちょっと長くなりますが私の1次試験の経験をお話ししたいと思います。

皆さん、1次の本番をシュミレーションして追い込みに余念がないと思いますが、試験本番は何が起こるかわかりません。
必死で覚えた項目が出題されず、捨てた項目が出題されて焦ったり、覚えたはずの言葉が出てこなかったり・・・。

そんなとき、大切なのは「平常心を保つこと」ではないかと思います。
ただ、平常心を保てと言われてもそれはなかなか難しいことですが、そんなときは「自分のお守り」を強く意識することで平常心が保ちやすくできると私は思います。

私のお守りは、①試験のために万難を排して1,200時間勉強したという自負心と、②娘が作ってくれた「お菓子袋」でした。

お菓子袋は、受験機関に通い始めたときにコピー用紙をセロテープで貼り合わせて作ってくれたもので、中身がなくなると娘が大切にしているプッチョやミッキーのチョコレートなど、自分のお菓子を分けてくれているものでした。

普段使わない頭へのブドウ糖補給のために講義や模試の休憩時間に食べ、その度に診断士資格取得という自分の目標のためだけに休日を使わせてもらっていることに感謝していました。

1次試験は18年と19年の2回受験しましたが、18年の1次で図らずもそのお守りが役に立ったんです。

試験前に2日間休暇をもらって万全を期したはずでした。
ただ、1日目の経済が例年とはちょっと傾向が違っていて「これはまずい」と思うまま試験は時間切れ。
その気持ちをひきづったまま財務に突入し、ここでも撃沈!

財務が終わった後の昼食時間、おにぎりを食べていると不覚にも涙が出てきそうになりました。

頭の中では、自分なりに今まで頑張ってきたのに全く良い感触のないままに終わってしまった2科目のこと、1年間応援してくれた家族のことが駆け巡っていました。(さすがに40を過ぎたオヤジが人前で泣くわけにいかなくて、ぐっとこらえましたが)

このままでは足切りは確実だから、帰ってしまおうかとも考えました。
しかし、娘に作ってもらったお菓子袋を見たときに、今まで家族に応援してもらい犠牲を強いてきたのにこんなことで諦めていいのかという思いが湧いてきました。

そして、サブノートの最後のページにこれまでの家族の協力に対する感謝の気持ちを書いて、沈んだ気持ちを奮い立たせました。
そうすると不思議と気持ちが落ち着いて、その年の1次試験を無事通過することができました。
この時に書いた文書は私の3番目のお守りとなって、19年の合格につながりました。

使い込んだ問題集、サブノート・・・お守りは何でも構いません。
試験でくじけそうになったら自分のお守りを見て心を落ち着かせてください。

あなたのお守りは何ですか?


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by 2008fuzoroi | 2008-07-22 22:53 | その他 |
2008年 07月 19日 |
みなさん こんばんは。分析チームの円谷です。

今回は、中小企業診断士2次試験の解答案の論理一貫性について、触れさせていただきます。

「中小企業診断士2次試験 ふろぞいな合格答案」の答案分析の事例Ⅲ特別企画の中でも、解答案の論理一貫性について検証を行っていますが、よく受験生同士で「解答案には一貫性が必要かどうか」ということについて、議論があると思います。

先日、ある受験指導機関の中小企業診断士2次試験教材の作問をする機会がありました。かなり時間と労力を費やしましたが、とてもいい勉強になりました。

作問を経験したものからすると(あくまでも私個人的な意見ですが)、「論理一貫性は必要だ」と思います。

それは、作問のプロセスを見ていただくとご理解いただけると思います。以下に、私の事例の作問プロセスをご紹介します。

<作問プロセス>
①事例のモデル企業を探す
過去問、世間の話題などを参考に業種を選び、参考になる企業を探します。

②事例のテーマを決める
モデル企業で発生していそうな問題を考え、その問題点の改善案を考えます。この大まかな改善の流れが、事例のテーマになります。

③事例の骨子を作る
テーマに沿って、SWOTや戦略を決め、大まかな設問と解答案を作ります。
この段階では図形イメージです。

④具体的な設問文を作る
設問文を具体化し、解答案の流れを固めます。

⑤与件文を作成する
事例の骨子や設問文を参考にしながら、与件文を作成します。

⑥設問文と解答案、採点基準を作成する
与件文に沿って、設問文の最終調整や配点や字数の決定を行い、与件のキーワードを盛り込んで具体的な解答案を作成します。

⑦解説を作成する。
一次のテキストなどを参考に解説書を作ります。

⑧全体調整をする
ほかの講師の方にご意見をいただきながら、問題、解答、解説書の全体調整を行います。

⑨完成



この中で重要なのは、「②事例のテーマを決める」になります。次のプロセスである、「③事例の骨子を作る」は事例のテーマを具体的に落とし込んでいく作業になります。

つまりテーマを決めないことには、与件をどのような展開にするか、何を設問とするか、何を答えて欲しいのか(コンサルして欲しいのか)が決まりません。作業としては、この作業が一番時間がかかる作業になります。

テーマに沿って設問と与件を作成しているので当然、解答案はテーマに沿った論理一貫性がとれたものになるのです。

そして、作問者としては、悩み考えて作ったテーマをちゃんと捉えて欲しいです。

もちろん、捉えどころがなく、テーマが掴みづらい事例(あえてする場合も)もありますので、大崩をしないために、一貫性を気にせずに、設問ごとに対応をするというテクニックも必要だと思います。

ケースバイケースだとは思います。

ただ、もし事例のテーマを掴むことができたならば、そのテーマにそった一貫性のある解答案のほうが、漏れなく、ダブりなく、ブレなく、そして得点を得られる解答案になるのではないかと思います。

本試験までは、あと約3ヶ月ですが、受験生のみなさまのご参考になればと思います。




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by 2008fuzoroi | 2008-07-19 21:40 | 答案分析 |
2008年 07月 14日 |
ご無沙汰しています、分析チームの takeshiです。

1次試験まであとわずかとなり、1次試験を受験される皆様は最後の追い込みに入っておられることでしょう。暑くなってきましたので体調に気をつけて頑張ってください。

さて今回は、「合格できる答案」はどうすれば書けるのか?、というテーマに挑戦してみたいと思います。このテーマは自分が受験生の頃から漠然と考えていましたが、再現答案の分析をするなかで徐々にまとまってきたように思います。至らない点もあると思いますがお付き合いください。


【真の正解はわからない】

合格するには合格基準を満たす必要がありますが、診断協会の 平成19年度中小企業診断士第2次試験案内によると合格基準は以下のとおりです。

『第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。』

つまり、筆記試験では総得点で60%取り、かつ、全科目で40%の足きりに引っかからなければ良いわけですが、そもそも100点の解答がどのようなものかがわかりませんので何が60点なのかも不明です。「出題者の考える正解」は受験生にとっても、合格者にとっても闇の中なのです。

このように、「出題者が考える正解」がどういったものなのかがわからない状態で、受験生は合格を目指して答案を書かなくてはならないわけです。試験ですから仕方ないとはいえ、受験生にとってはなんとも辛い話です。


【正解に近づく道はいくつもある】

とはいえ、何か目標を設定しなければ合格目指して勉強することは出来ませんから、受験生は予備校や市販参考書のメソッドを信じて勉強を進めていくことになります。これらのメソッドは優秀な先生方が長年の経験を活かして作り上げたものですから「出題者の考える正解」にかなり近い解答が作成できると思われますが、ご存知のようにメソッドの内容は様々であり、しかも作成した解答が本当に「出題者の考える正解」と一致しているかはわかりません。

たとえば「ふぞろいな合格答案」では、合格者やA判定の再現答案が60点以上になるような採点基準によるキーワード採点を採用していますが、それが本当に正しいかどうかについては疑問も残ります。設問間の一貫性は採点に影響を与える可能性が高いですし、ととさんが指摘されている答案の読みやすさも採点に影響を与えているかもしれません。


【答案内容に違いがでるのは当たり前】

となれば、どのようなメソッドを使っているかによって答案の内容やポリシーに差が出てくるのは当然と言えるでしょう。ですが、このことをしっかり意識している受験生の方は意外と少ないように思います。

私事で恐縮ですが、私は長い間このことに気がつきませんでした。1次試験はマークシートという性質上予備校の解答に違いはほとんどありません。このような正解がすぐに確認できる試験に慣れきっていた当時の私は無意識のうちに唯一の正解を求めて学習を進め、予備校の模範解答例のばらつきを前に「何が正解なのか?」と悩んでしまったことを覚えています。実はどれも正解じゃないかもしれませんし、正解であることを証明することは不可能なのですが。


【正解に近づくには信頼できる情報が必要】

前置きが長くなりました、本題に入ります。

合格できる答案を確実に書くためには「出題者の考える正解」や採点基準を知ったうえで答案の書き方を勉強していく必要があります。しかし、「出題者の考える正解」も採点基準もわかりません。となれば、これらを出来るだけ正確に推定するために情報を増やすしか正解に近づく方法はなさそうです。具体的には、診断協会の公表する「出題の趣旨」は最初にチェックしたい情報源ですし、過去の受験生の再現答案を分析して合格者と不合格者の差が抽出できれば、「出題の趣旨」よりは確実性は劣りますが貴重な情報源となります。

一方で、フレームワークや切り口、これまでに学んだ診断士としての知識、ロジカルシンキングや国語力などのスキル、などは過去問を分析して「出題者の考える正解」を推定する際の強力な武器になりますし、本試験で短時間で的確な答案を書くためにも必要となります。

いずれにしても、「出題者の考える正解」に近づくには信頼できる情報をどれだけたくさん入手できるかが重要となります。ただし、情報はあくまで情報に過ぎないということには注意が必要です。


【大切なのは素直かつ柔軟であること】

しかしもっと大切なことは、どれだけ情報を集めて分析を行っても「出題者の考える正解」はわからないのだということを素直に受け入れることではないかと思います。正解はわからないと思えば予備校の模範解答や「ふぞろいな採点基準」に納得できない場合であっても一つの見方であると受け入れやすくなりますし、むしろ自分の考えに偏った部分がないかを検証するための材料として活用できるように思います。実際、私はそういう風に思えるようになってから思い込みや変なこだわりが消え、与件文や設問文を冷静に読むことが出来るようになったと思います。

試験である以上、「出題者の考える正解」は間違いなく存在します。しかし、その正解をピンポイントで狙うのは非現実的ですし時間が足りません。そうではなく、思い込みや変なこだわりを抑えて与件文や設問文を素直に読み、「出題者の考える正解」の周辺を限られた時間の中で確実に狙えるようにすることが合格への近道であり、そうやって書かれた答案が「合格できる答案」なのではないかと思います。

予備校の模範解答や「ふぞろいな合格答案」の解答例などは一見ばらばらに見えても「出題者の考える正解」の周辺に位置しているはずですから、これらの解答例の共通点を見つけることは「出題者の考える正解」の方向を知ることになり、解答例の違いを見つけることは「合格できる答案」であるために許容できるばらつきの度合い、つまりは合格のためのボーダーラインを知ることになるでしょう。様々な解答例を柔軟に吸収することが大切です。


【合格したいからこそ肩の力を抜いて】
最後に、合格したいと強く願えばこそ、答案を書く際はすこし肩の力を抜いてみる必要があると私はおもいます。矛盾するようですが、力が入りすぎた答案は自分の思い込みや変なこだわりが含まれやすくなります。合格したいからこそ、力みすぎずに肩の力を抜いた答案を書くことが大切だと思います。肩の力がほどよく抜けた答案を書くための参考に「ふぞろいな合格答案」で分析した採点基準や合格者の再現答案を活用いただければ幸いです。



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by 2008fuzoroi | 2008-07-14 00:00 | 答案分析 |
2008年 07月 12日 |
皆さま お久しぶりです。分析チームの、ととです。

分析をしながら120枚近くの再現答案を読んでいたとき、気付いたことがありました。
今日はそのことを書いてみたいと思います。

分析方法は、
①設問ごとに再現答案をすべて読む
②頻出のキーワードをチェックする
③キーワードを頻出順に重みづけ、配点する
  (題意に明らかに合わないものは除く)
  ⇒これが採点基準になります
④キーワードを「外部」「内部」、「メリット」「デメリット」などの
 切り口別にまとめる
⑤採点基準にもとづいて、再現答案を再読し、
  合格者~C答案の中からそれぞれ掲載する答案を決め、採点する
というものでした。
設問感に関連性があるものは、上記の過程で調整しました。

超アナログな私は分析ツールなどを使うこともできず、
何回も繰り返して再現答案を読みました。

そして、気づいたこと。
多くの答案を読んでいると、す~っと頭に入ってくる答案ってあるんです。
ストレスなく読めて、記憶にも残りやすい。
「あっ、あの答案でこんな表現をしていたなぁ」なんてキーワードの再チェックをしたり
書き方を考えるときにもとても参考になりました。

そしてそんな答案には、以下のような特徴がありました。
・1文のボリュームが長すぎない。
・結論先出しのことが多い。
・キーワードの量が適切である。
・キーワードが文中で浮いていない。つまりキーワードの羅列でなく、
 設問や与件との関連づけが上手い。
  ・・・・・などでした。

こうして文字にしてみると、受験機関で習ったり、テキストや合格者の体験談で

よく書かれていることなんですよね。
でも、自分であらためて分析してみると、「それってこう言うことだったのね」

と、体に沁みてくる感じがしました。

実際の採点官の採点方法を知ることはできませんが、
同じ内容を書くのであれば「伝わりやすさ」も他の答案との差別化要因になりうると
改めて思いました。

同じようなことは、この本の特集
「リベンジに燃える不合格者が120枚の再現答案を見た気づき」で
メンバーがもっと詳しく述べています。
その中に、「知っている⇒わかる」へのステップアップについて書かれていますが
120枚の答案を何回も読んで、私も「伝わりやすい答案とは何か」が
わかった気がしました。

伝わりやすい解答とはなにか?
そのことが、分析の結果や選択した再現答案を通じて少しでも皆さんに伝わればいい
なあ、と思っています。

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by 2008fuzoroi | 2008-07-12 02:48 | 答案分析 |
2008年 07月 10日 |
 こんにちは。アンケートチームの森田です。
1次試験を受験される方は、直前期の追い込みに入っていると思います。また、2次試験専念組は、今のうちにストレート生に差をつけておこうと、頑張っていることでしょう。

 さて、本書では、2次試験の勉強方法における合格者と不合格者の違いを取り上げていますが、合格者は「自分の課題」や「学習の目的」を明確にした上で勉強している、という結果が出ています。
 2次試験までは、あと3ヶ月強ありますが、残された時間は、そう多くはありません。
人それぞれ課題は違うと思いますが、皆様、これまでの演習などを、もう一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。

 ただ、その際には要注意!
これまでの演習などを振り返る時、決して自分を責めないでくださいね。
 私も、受験指導校での演習を見直すと、自己嫌悪に陥ることが多々ありました。その時、先生が、「自分を責めても意味がない。次から何を直すか具体的な行動を考えろ。」とのアドバイスをいただき、気持ちの切り替えができました。

 余談ですが、先日、セミナーで、ある有名な脳科学者の方のお話を伺うことができました。
質疑応答の際に、ある聴講者が「先生の話はポジティブな話が多いけど、ネガティブなものから、何か良いものは生まれるのか?」と質問したところ、「脳は楽観的な時の方が、働きが良い。」とおっしゃっていました。
勉強していると、落ち込むことも多いでしょうが、決して悲観的にならないでくださいね。

 では、暑くなってきたので、皆様、体調には気をつけてください。

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by 2008fuzoroi | 2008-07-10 23:03 | アンケート |
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